こちらは横浜の開港記念館です。

 

ドアの両端の小さな窓の上にある台形をひっくり返したような形の石。

これがキーストンです。小さくてわかりずらいと思いますがこの石は開口を補強するための石です。

 

この手法は昔からヨーロッパで使用された技法です。

この石が現在にもデザインとして残っています。

玄関ドアの上部や窓の上部に取り付けるクロスヘッドやウィンドウヘッドの中央に取り付けてあります。
凹凸感などは異なりますが開口補強のための石がデザイン元です。

アメリカやイギリス、カナダの住宅にデザインされるモールディングやミルワークは全てもともと意味があるものです。

デザインの起源を考えるのもとても楽しいです。

 

また、デザインの本当の意味を解って使用する事で、より本物の欧米のデザインに近づくことができます。

 

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